バンコク。中国からゆっくりゆっくり南下して西を目指してタイって国に初めて入っることができた。やっとタイ到着だよ。タイのいろいろ「見タイ、聴きタイ、歌いタイ!」って、これ日テレでやってたヒデちゃんの「夜もヒッパレ」。日テレ黄金期を支えた番組。知念里奈とかスピードとか覚えてますか?シェムリアプから陸路でカンボジアの国境ポイペット抜けて、タイの国境アランヤプラテート。
イミグレ抜けたとたんに物乞いの子がなんかちょうだーいってきたから俺はちょうどもっていた甘くないマンゴーを渡した。そしたらその子それを捨てやがった。甘くはないけど捨てるんだったら俺食ってたわ!ここはシェムリとは違うっタイね。
バスで一気にBANGKOKへ。これね、バスで走ってて窓から景色みててね思わず叫んじゃう、「この超都会!」ビルディングTOビルディング!日系企業の広告看板の数々。うわーきたぜ都会。とかいいつつ(韻踏んでる)今までずっと田舎を旅してきたからちょいっとびびってる俺。そしてバスはカオサンというバンコクでというか世界的に有名なバックパッカーが集まる場所へ着いた。
うわぁなにここ。ぐちゃってるわー。ネオンネオンネオン。酒煙。酔っ払いの意味わかんない叫び声。おみやげ売りの民族のおばちゃんを怒鳴りつける。耳が痛くなるオーバーなトランスがスピーカーから流れる店の隣の店も爆音でトランスそのお向かいも。おっぱいはみでたタイ人のパイオツ姉さんと手をつなぎながら歩く外国人おっさんのかっこつけた顔。おいおいごちゃごちゃじゃねぇか。まさに『夜もヒッパレ』、朝まで続いてる。うーん、ここはなに?たっぷりの愛嬌をこめて俺はここカオサンを「カオスさん」と呼ばせてもらうことにした。
ほんとそわそわしっぱなしだ。俺は満月の夜にそわそわすることがある。もしかしたらこの日は満月だったのかな。月に満月の日にそわそわするからといって超人ハルクばりに変身したり、「予感がします」とか言って特殊な能力に発することでは決して無い。ただひとりそわそわして閉じこもってるだけ。ここはそんなところ。ここは満月。泊まったドミもそわそわしっぱなしで正直きつかった。なんでこんなにそわそわしてんだろう。
そうそう、そして俺のビデオカメラが壊れたんです。もう最悪。こんな最悪なことはない。シェムリで壊れました。バイヨンという遺跡の中で地元の子と鬼ごっこしてたときだと思う。撮れるは撮れるんだけど、ディスプレイが壊れて、なに撮ってるかわかんないし、タッチパネルもさわれなくて設定が変えられない。ただ運がいいのはシェムリの後が超越未来都市超都会バンコクだったってこと。ここにはソニーのサービスセンターが何個かあって聞きに行ってみることにした。バンコクは初めてだしソニーがどこにあるのがぜんぜんわかんなくて住所だけもってただふらーっとどうしよっかなって歩いてたら中国大理で一緒だったシンジさんユウタくんに会った。おひさしぶりですって。なにしてるんですかーって聞くとなんとその人たちも今からソニーに直しに行くところだって。奇跡的ー。思い出話に花咲かせながら向かう。懐かしいですね。シンジさんは人生の総計1年半はバンコクに住んでいてバンコクの様子もかなり案内してもらった。そしてこの人たちに会わなかったらたどり着かなかったわ。ソニーについて聞いてみたところ年末年始はサービスセンターやってないって。あいやー。
とにかく時間がナッシングでマイッチングだ。年越しはミャンマーで迎えたい。エアアジアの空港カウンターへチケットを買いに行ったりガイドブックを仕入れたり。ここバンコクでは事務的なことしかできなかった。ビデオはタイにまた戻ってきたときに直すしかない。ミャンマーはなんとか現状でがんばろう。ってけっこう軽くかいてるけどこんときは正直かなりテンパってたんですよ。だってカメラ壊れたんだもの。しかしやるしかねえぜえ!
ミャンマーヤンゴン行きチケットが翌日便で買えて、さぁてって日本人街ってとこにガイドブックを探しに行ったときにまたまた中国大理で一緒だったシンジさんと偶然会った。その人にフジスーパーに連れて行ってもらった。そう、ここバンコクにはおなじみフジスーパーがあるんです。そこで見つけたもの、『そば』。そうだ、年越しはミャンマーで年越しそばを食べよう!こういう文字が頭をよぎったもんだからソバにツユにノリ。100均みたいなとこも近くにあってそこでざるとつゆいれる竹製のうつわも買った。それからこれも大事。墨汁と筆と半紙。ミャンマーで書き初めできたら素敵やんって。うおー、一気に年越す準備が整った。待ってろミャンマーちゃん。明日の朝早く行くけど起きててよ!そんなことより早く『カオスさん』を抜け出しっタイ!じゃす!
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