レミが来た日、バンコクのインド大使館にビザを申請に行った。いよいよインドだ。今回の旅の最後の外国になるだろう場所。一週間後パスポート受け取り。そ れからレミが来て一緒にアユタヤに行き、レミが帰ってからパスポート受け取りまで3日。そのなかで前に麗江とシェムリアプで会った世界一周夫婦の方にまたまた再会。彼らにタイのパーイに行きなさいと薦められた。うわぁどうしよう、ってパーイってところは前に行ったチェンマイの近く。前は愛蔵さんに夢中だっ たので行けなかった。それでそのままバンコクに戻ってきた。パーイに行くためにもう一回チェンマイ方面に行けっていわれても行けませんよ。しかし俺は実は前にチェンマイ で絶対にやってはいけないミスを犯している。愛蔵さんからもらった絵をゲストハウスに忘れましたんだ。うっかりっちゃー。それともうひとつ。バンコクで出会っ た一人のファイヤーダンサー。実に力強い方でその人に巻きもまれるがまま俺は3つの理由に導かれてもう一度、チェンマイ、そしてパーイへと向かった。チェンマイ・パーイに呼ば れたってわけだ。
パーイ。昔はバックパッカーの聖地とされ、今はタイ人観光客であふれている山岳の町。気候がよくすごしやすい田舎町。俺はここで人からの勧めもあってベジ タリアンになることにした。正確に言えばベジタリアンを気取ることにした。ベジになる理由はさまざまあると思う。肉は動物、動物を殺すのはかわいそうと か、家畜を育てるために使う飼料や水を考えると人間は植物を摂ったほyが地球環境にやさしいとか。そのどちらも一応はわかる。もうひとつ、よくある理由と して、家畜を殺すと時、その家畜には「殺される」という不の気持ちが生まれ、その気持ちが細胞に行き渡り、その不のエネルギーを食べることによって人間の 気のバランスが崩れるみたいなこんなかんじ。これがね、難しい。不の気持ちが家畜から生まれるってのはなんとなくわかるけど、それを食うことによって気の バランスが悪くなるって。うーむ。あれやこれや考えず、わかんないことはやってみましょう。レッツトライベジタリズム。
ここパーイ。おっパーイ。「ここには何もないんだけどすべてがある」。俺を最終的にバンコクからここまで巻き込んでくれたファイヤーダンサーのリョウくん の言葉だ。彼は今回でパーイは6回目。そう、6回も来てしまう魅力につまっているし、きっとリョウくんは年に一回くらいはこれからもパーイに来ると言って いた。何もないんだけどすべてがある。パーイにはこれといって観光名所はなにひとつない。だがここには人と触れあれる生活がある。気候がよい山岳の町での 生活。生活がすべてだ。そこに惹かれるんだ。べつになんもなくたっていいのかな。バックパッカーは。聖地。そして俺はここにいる間「夢蝶」という日本人が やっているGH?によくお邪魔させてもらった。ここで話をしたり、音楽をやったり、夜になったら火を焚いたり、月を見たり。これがパーイでの生活。
それから日本人が村を作って生活している「ムーンヴィレッジ」というところにも行ってきた。今は昔の場所から移転して「ニュームーンヴィレッジ」。この村を作ったとろんさんという方は日本に今は帰っているらし く詳しいお話を聞くことはできなかったが、こういう生活スタイルもあるっていうことを実感させられた。今はとろんさんも含み3家族が住んでいるという。2 歳の子供もその中にはいる。完全に自給自足で現代を生活するっていうのはきびしいだろう。しかしそれになるべく近い生活はできる。それってさ、ものすごく 生きてる実感みたいなもんが感じられてるんじゃないの。そこがとても魅力だ。だが捨てるものも多いだろう。はっきり言って日本だったら現実的じゃない話。 タイだからできるのかな。1つの生活スタイル。とても勉強になりました。俺はもっと生きてる実感をかんじたいから。
パーイ滞在も終わりに近づき、気になるエセベジタリアンゆうちゃんぐーすの変化はというと。。。腹痛くなった。最終日はめちゃめちゃプリングルス食いたく なって、ベジ生活終了。めちゃめちゃプリングルス食った。あわれなりー。根性ないとかそういうんじゃないし、ベジは。てか腹痛くなるって何?そんなに不自 然なもののほうが体に合うの?そしてこのプリオングルスはギザうまし。チェンマイで再トライだね。そしてベジ率30%超えてるインドでもトライ。もうプリ ングルスは禁止。いやん食いたい。
そういう雑念を洗い流すために、夜の温泉にしのびこむ。気候が良く過ごしやすいここパーイにはさらに温泉までわいている。旅中に露天風呂に入れると思わな かったわ。ギザきもちよす。「うはー、きもちー」なんて大声だして、しのびこんでんのばれそうんなって逃げたのもいい思い出。じゃす!
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