世界って狭いなー。ごめん今調子乗ったね。オレの場合はアジアしか旅してないからアジアって狭いなーでした。まあそんなことでアジアって狭いなぁと感じることがけっこうありまして、日本で割りと近くに住む人、近くにいた人とこの旅でよく会うんですよ。中国麗江で出会った、もうこの旅で何回も再会している世界一周夫婦の奥さんは海老名出身でしかも厚商出身。オレの母校のとなりにある高校。バンコクカオサンのGHで会った人なんて同じ高校の1個上の先輩だった。そういえばカオサン歩いてたときに、同じ大学同じ芸術学部映像学科同じゼミの1個下の後輩に会ったこともあった。先日はインドコルカタのマザーハウスでこれもまた同じ大学同じ芸術学部映像学科、同じゼミ、しかも同じドキュメンタリー班の2個下の後輩に遭遇した。なんでやねん。この人たちからアジアの狭さを受け取りました。会ったときは超うれしいし、帰ってからも付き合っていけるっていうのはすばらしい出会いであるけれど、こんなに出会うなんてアジアの狭さを感じざるを得ない。新宿とか歩いてても会わない人たちになぜカオサンとかで会うんだ!そうそれは導きなのです!
コルカタのパラゴンという宿で仲良くなったお姉さんも同じ大学の建築学科の先輩だった。この人の旅の話を聞いているうちにオレは『ブータン』という国に1日だけ入れることを知った。インドとの国境沿いの街だけど1日だけ運がよければ入れるんだって。それは、インドの国境のJAIGAONという街にはブータン人がフリーで入れることになっていて、国境をよく行き来している。ブータン人の顔は日本人ととってもよく似ていて、日本人で日焼けしている顔だったらブータン人のフリしてそのJAIGAONから国境抜けて1日だけ入れちゃうよってこと。1日だけってのはビザがないから宿に泊まれないからという理由。まあつまりはあれですね、密入国ってことになるんですかね。もしかしたら。そんなにおいぷんぷんしてますね。密入国かどうかはあえて聞かないことにしよう。
だったらブータンビザ取って普通に入ればいいんじゃないかっておっしゃるみなさんそのとおり!でもこれには貧乏旅行者にとって切実な理由があって、このブータンという国、この国を観光するのには現地の旅行代理店を通して、しかも1日あたり250ドルというお金を使わないとならないんですよ。政府にこの金はいくんだろうけど、どの方法は主な産業が水力発電くらいしかないというブータンの、チベット仏教の国であるブータンの文化や伝統をグローバルっていうものすっごい強敵から守っていくのに編み出した方法なんですね。だから貧乏人はいけない国なんです。そしてブータンのイメージはやっぱり『幸せの国』。国民総生産に代わる概念、『国民総幸福量(GNH)』、その国の人がどれだけ幸せかどうかを数値にする概念を編み出した国。経済はあんまりあれだけどもオレたちは世界一幸せだえと言い切れるこのかんじ、とってもすばらしいじゃないですか。てかうらやましいー!民族衣装もギザカワユスだし、そんなブータンに前々からいってみたいって思ってた。そしたらチャンスが先輩からまいこんできたってわけ!きちんとお金払って首都ティンプーとか行ってきた人から見れば、インドの国境の街だし、そこはインドと変わんないって思われるかも知んないけど、1日だけでも少しだけでも感じさせてください!そんな幸せを!
バングラの国境から、ブリマリ(バングラ)→マイナグリ(インド)→ビッポラ(インド)→ジャイガオン(インド)→ブータンと進む。途中のビッポラって街で「あっ日本人だ!話かけよう!」ってコルカタでてから一人も日本人に会ってなかったからそう思ったらすぐに気づいて、「こんな僻地に日本人なんかいるわけないじゃん、なに思っちゃってんのオレっ」って赤面。「あれはブータン人だ!」これもう超クリソツ!周りのインド人にうきだって見えてさらによく見える。そりゃ例えば新宿の街並みにいたら日本人じゃないなってわかるだろうけど、ここではすごい親近感をおぼえる。てか同じ中学校だった米谷に似てんだ!その隣にいるお母さんは米谷のオカンにそっくりなんだ!ガラガラ声のオカン。そしてジャイガオンに到着。バングラからの移動の連続で頭の中はぐらんぐらんだったのでブータン行くのは明日に持ち越しだ。
翌日、晴天、ブータン(密入国?)日和!朝からジャイガオンにいるブータン人を観察してブータン人の癖や表情を研究する。バックパックに詰まった数少ない服の中から自称ブータンっぽいのをチョイス。「オレはブータン人、オレはブータン人」と自分に暗示をかける。。。俺はブータン人だ!いざ!
国境の門の前には監視員が1・2・・・5人。多いなぁ。でもオレはもうすでにブータン人だから問題ない。なにいってんの?ドキドキ。よーし。この朝青龍に似てるブータン人の後ろにくっ付いて門の前まで歩きそのまま通過。。。
って失敗!!!うわー失敗だよ!!!止められたよ(笑)
君の顔なら大丈夫だって言ったじゃないですか先輩!てかなんで今まで旅してた国で毎回現地の人に間違えられてたのにここにきてなんでしっかりしてんだよ。
ブータン語で呼び止められて、やばいと思って適当にハナモゲラ語で答えてたら、マジ喧嘩強そうな英語話すブータン人の若者が来て、
「君はブータン人じゃないね。日本人だね。」
「はい、日本人です。あっち側って入れないんですか?」
「入れないよ、あっちはブータンだからね。ここが国境。パーミッットもってる?」
「持ってないです。はいれないのかー、わかりました、ありがとう」
って言って、引きかえらずにブータンの方向に行こうとするオレの新喜劇的なギャグを「いやいやいやいやっ!」ってかんじにツッコミ入れてくれたのは『幸せの国』の証。その『幸せの国』を少しだけかんじられたかな。まあ悪いことはできないってことですね。トラックの運転手に頼んで荷台に乗せてもらって入ろうかとか考えたけどそれじゃマジで密入国んなっちゃうからやめた。いままで1日だけこっそり入国してた人たちももしかしたらこれから挑戦するかもしれない悪い人たちもきちんとブータンの国事情を理解して入るなら入りましょう。これじゃオレが入れなかったひがみになっちゃうけど。おっけーおっけー!
コルカタのパラゴンという宿で仲良くなったお姉さんも同じ大学の建築学科の先輩だった。この人の旅の話を聞いているうちにオレは『ブータン』という国に1日だけ入れることを知った。インドとの国境沿いの街だけど1日だけ運がよければ入れるんだって。それは、インドの国境のJAIGAONという街にはブータン人がフリーで入れることになっていて、国境をよく行き来している。ブータン人の顔は日本人ととってもよく似ていて、日本人で日焼けしている顔だったらブータン人のフリしてそのJAIGAONから国境抜けて1日だけ入れちゃうよってこと。1日だけってのはビザがないから宿に泊まれないからという理由。まあつまりはあれですね、密入国ってことになるんですかね。もしかしたら。そんなにおいぷんぷんしてますね。密入国かどうかはあえて聞かないことにしよう。
だったらブータンビザ取って普通に入ればいいんじゃないかっておっしゃるみなさんそのとおり!でもこれには貧乏旅行者にとって切実な理由があって、このブータンという国、この国を観光するのには現地の旅行代理店を通して、しかも1日あたり250ドルというお金を使わないとならないんですよ。政府にこの金はいくんだろうけど、どの方法は主な産業が水力発電くらいしかないというブータンの、チベット仏教の国であるブータンの文化や伝統をグローバルっていうものすっごい強敵から守っていくのに編み出した方法なんですね。だから貧乏人はいけない国なんです。そしてブータンのイメージはやっぱり『幸せの国』。国民総生産に代わる概念、『国民総幸福量(GNH)』、その国の人がどれだけ幸せかどうかを数値にする概念を編み出した国。経済はあんまりあれだけどもオレたちは世界一幸せだえと言い切れるこのかんじ、とってもすばらしいじゃないですか。てかうらやましいー!民族衣装もギザカワユスだし、そんなブータンに前々からいってみたいって思ってた。そしたらチャンスが先輩からまいこんできたってわけ!きちんとお金払って首都ティンプーとか行ってきた人から見れば、インドの国境の街だし、そこはインドと変わんないって思われるかも知んないけど、1日だけでも少しだけでも感じさせてください!そんな幸せを!
バングラの国境から、ブリマリ(バングラ)→マイナグリ(インド)→ビッポラ(インド)→ジャイガオン(インド)→ブータンと進む。途中のビッポラって街で「あっ日本人だ!話かけよう!」ってコルカタでてから一人も日本人に会ってなかったからそう思ったらすぐに気づいて、「こんな僻地に日本人なんかいるわけないじゃん、なに思っちゃってんのオレっ」って赤面。「あれはブータン人だ!」これもう超クリソツ!周りのインド人にうきだって見えてさらによく見える。そりゃ例えば新宿の街並みにいたら日本人じゃないなってわかるだろうけど、ここではすごい親近感をおぼえる。てか同じ中学校だった米谷に似てんだ!その隣にいるお母さんは米谷のオカンにそっくりなんだ!ガラガラ声のオカン。そしてジャイガオンに到着。バングラからの移動の連続で頭の中はぐらんぐらんだったのでブータン行くのは明日に持ち越しだ。
翌日、晴天、ブータン(密入国?)日和!朝からジャイガオンにいるブータン人を観察してブータン人の癖や表情を研究する。バックパックに詰まった数少ない服の中から自称ブータンっぽいのをチョイス。「オレはブータン人、オレはブータン人」と自分に暗示をかける。。。俺はブータン人だ!いざ!
国境の門の前には監視員が1・2・・・5人。多いなぁ。でもオレはもうすでにブータン人だから問題ない。なにいってんの?ドキドキ。よーし。この朝青龍に似てるブータン人の後ろにくっ付いて門の前まで歩きそのまま通過。。。
って失敗!!!うわー失敗だよ!!!止められたよ(笑)
君の顔なら大丈夫だって言ったじゃないですか先輩!てかなんで今まで旅してた国で毎回現地の人に間違えられてたのにここにきてなんでしっかりしてんだよ。
ブータン語で呼び止められて、やばいと思って適当にハナモゲラ語で答えてたら、マジ喧嘩強そうな英語話すブータン人の若者が来て、
「君はブータン人じゃないね。日本人だね。」
「はい、日本人です。あっち側って入れないんですか?」
「入れないよ、あっちはブータンだからね。ここが国境。パーミッットもってる?」
「持ってないです。はいれないのかー、わかりました、ありがとう」
って言って、引きかえらずにブータンの方向に行こうとするオレの新喜劇的なギャグを「いやいやいやいやっ!」ってかんじにツッコミ入れてくれたのは『幸せの国』の証。その『幸せの国』を少しだけかんじられたかな。まあ悪いことはできないってことですね。トラックの運転手に頼んで荷台に乗せてもらって入ろうかとか考えたけどそれじゃマジで密入国んなっちゃうからやめた。いままで1日だけこっそり入国してた人たちももしかしたらこれから挑戦するかもしれない悪い人たちもきちんとブータンの国事情を理解して入るなら入りましょう。これじゃオレが入れなかったひがみになっちゃうけど。おっけーおっけー!
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