2009年3月12日木曜日

インド・コルカタ ホーリー



どうもゆうちゃんぐーす。このブログのタイトルでもある『ひとり西遊記』の最終目的地、現代の三蔵法師、もとい現代の猪八戒ゆうちゃんぐーすが天竺(インド)に上陸しました。もうずいぶんと前に中国の三蔵法師って人が実際に歩いたルートとは大きく違うって、そこは21世紀の現代版なんであしからず!








バンゴクからコルカタの空港について、ってまずこれ飛行機がね、エアインディアがバスみたいに遅れた人を待って遅延。お先は明るいねー。めちゃくちゃゆれてるし。ねぇあれ翼の先っちょ折れてない?ってどうもそんなかんじに見える。だいぶワクワクさせてくれるじゃなぇか。そんなワクワクドキドキの3時間を終え、インド・コルカタに着陸。まずはこれ、タクシーで市街までいかなきゃなんないってことで、同じ飛行機に乗ってた人にお誘いを受け、市街まで。








タクシーの夕方。オレンジ色したインドの街。女の人がサリーを着ている。それだけでなんかいいっていうか、今まで旅してきた国はやっぱり日本に近くて、顔も日本と近かったわけでさ。オレ自身も逆に現地の人に間違われたりさ、そんなところだった。でもここは違うんだ。インド人の顔。これがねー、なんつーか、新たにまた旅を始めさせてくれた気持ちにさせてくれるんですよ。なにもかもが新鮮で、みんながインドこえーよってびびさすもんだからちょっと気を張ったりしてさ、その感覚がよみがえって来る。体で旅を感じる。このドライバーもさっきからなぜかイライラしててさ、咳が尋常じゃないくらい止まらなくて、そっぽ向いて運転してる時間がそれも尋常じゃなくて、実際に車にぶつかったりして、ツッコミどころ満載なわけですよ。でもオレはそれを心の中だけでツッこんで、笑いが止まらない!何も仕掛けなくてもどんどんおもしろいことが起こってくるんですよ。それが絶妙にからんできて。おいおい、旅がまた始まっちゃったよ!








ただ疲れるね、これ実際に切実。いちいちツッこんでたらキリがないわ。慣れない初日はなんもしてないのにめっちゃつけれたもん。人多いし、なおうるさいし、しつこいし、暑いし、カレーばっかだし、それが全部絶妙にごちゃごちゃ降りかかってくる!インド人と友達になっても、昨日の見方は今日の敵。昨日あんなに仲良く遊んでたのに、今日何代なのかもわからない1000ルピーを要求してくるなんてザラ。逆に昨日敵だと思ってた人が今日は大天使ガブリエルだったり。途中からその辺かんじがわかってきてうまくできるようになったからよかったけど、これインドの問題ですよ。旅にとって現地の人の存在ってすごく重要だからさ。気が落ちつかねー。ただそれがインドなんですね。








日本ではたびたび人同士のコミュニケーションが問題になる。日本は塀を作り、家に閉じこもってしまう国柄で、人と人との付き合いが浅く、今ではお隣さん同士の付き合いもほとんどなくなっている寂しい国だって言うじゃん。おばちゃんとかさ、たまに。だから外国はオープンでいいねーって。ここでめっちゃめちゃオープンなインド人が言ってたのは、インドはオープンすぎるって。道で会ったらばっかでいちいち体使ってあいさつしなきゃなんねーし、家にもかってに入ってくるし、フレンドリーすぎるてうざいって言ってた。どこの人もそうやって抱えてるのね。バランスが大事ってことね。。。








そしてこんなに楽しいインドで年に一回のお祭り『ホーリー』に参加してきました!この日ばっかりはカーストも貧富の差も関係なくなるなんでもアリの日。街中、音楽をならして騒いで、色の付いた粉をぶっかけまくり、水ぶっかけまくり。酒も解禁で酔っ払うし、場所によっては死人も出るって話だ。







いやー楽しかった!ホーリーの前日の夜から前夜祭が開かれ、街中に火を炊いて騒ぐ騒ぐ。インド人の太鼓隊が盛り上げる。みんな体中びしょびしょの色だらけになって、色だらけになって。笑顔で踊ってる。昨日まで物乞いでおっぱわれたおじいちゃんも太鼓にあわせてエアーギターで踊ってる。ここで募ったチームジャパンを引っさげ踊る。もうみんな色だらけになっちゃって、どうでもいいやってかんじに吹っ切れちゃってなんも関係なくなっちゃった。気づいたら両手に大根持って踊ってましたよ。Tシャツもやぶられちゃってさ。もう大変。いやぁ楽しい日だった。インド人のエネルギーを感じざるを得ない。もうマジですさまじい。楽しい人たちだ。じゃす!

2009年3月2日月曜日

ラオス・北部 うらめしや青春パンク



早くインドに行きたい、見タイ、聞きタイ、歌いっタイ!ってタイのバンコクからコルカタにと飛ぼう思ってるんだけど、このタイのうんこイミグレが急に陸路入国だと15日間しかビザくれなくなっちゃったんですよ。貧乏旅行者とか呼ばれている人たちは金落とさないくせにトラブルばかりおこすから早く出て行けって訳?否気まぐれ!まったくこまったちゃんでまたまたチェンマイの師匠・愛蔵さんちにいて過ぎてしまって該当している僕はあっちゅーまにタイビザ切れます。はーマジで!めんどくさいねん。これまたミャンマーいかなきゃなんないの?そしたら「だったらラオス行ってくれば?」とお友達。あーそう、ラオスの北部は行く気なかったけど、行くのか俺?えっ行っちゃうの?あー行っちゃうさ!









大学生が休みを利用して約1ヶ月で東南アジアをガーって一周する。実際そんな旅もいいよね。ガーっというテンションの続く旅。旅してる大学生に聞くと、そんな短期にも関わらず、そのなかで時に友達とぶつかったり、時に出会ったかわいいおんなのこと恋に落ちたり、青春やね。青春。ハイロウズが歌ってるやつだよぉ。いいね、青春。そんな旅もゆうちゃんぐーすはしてみたい。









でもまあ始めにいっとくと実際はそんなん全くないよね。チェンマイ(タイ)→チェンライ(タイ)→チェンコン(タイ)→フェイサイ(ラオス)→ルアンパバーン(ラオス)→バンビエン(ラオス)→ビエンチャン(ラオス)→バンコク(タイ)と6日で周ってみたっていうかインド早く行きたいからそうやって回るしかない、sとぶっちゃけあわよくば青春パンク大学生旅行って考えてたんだけど、どうやらそういう星の下に生まれてないみたいで。大学生達がバンビエンの川でのチューブ下りさいこうだったー!とか口を揃えて言ってたそのバンビエンには若干の期待でそわそわしながら入ったんだけど、日本人会わず!一人でチューブ下りできるような肝っ玉は持ち合わせてないしスルー。一人暑っつい中、遠くにでてみたたらちょうどお祭りやってたり、村の子供達と3時間遊んでしまったり。そんな経験もありかなって、、、すらめしや青春パンク。








あとね、最近はめっきりタイ人フェイスになっちゃってて日本人に声かけられなくなちゃってるんですよ。日本人宿にいて、スタッフのタイ人に間違えられて掃除させられそうになったりさ。なんなの!?てかね、これタイ人フェイスになって気づいたんだけど、日本人って若者でも誰でも日本人相手だったら敬語で話してくるけど、タイ人相手だったら良いか悪いかなまいきそうなタメ口で話してくるんだよね。だから俺がタイ人だと思って話しかけてくる日本人が俺が日本人だとわかったときの幅が凄い。一気に敬語で顔面地面につきそうな勢いで誤ってくる。敬語ってもんはどうなんかね。日本だったらもちろん必要だけどね。








そして暑っかたビエンチャン。ブルーハーツでビエンチャンで持ってるのはいいんだけどやばいのはウルトラC。ラオス抜ける前夜、メコン川沿いの屋台でメシくってるときに話したタイ人のおばちゃん。このおばちゃんのおじいちゃんはタイで有名なお坊さんらしい。はじめは日本語発音で「コーヒー」はタイ語の意味で「やらせてくれ」だとか頼んでないのにそういうレクチャーから入ったからスパッとはまる。ビアラオを飲みつつ話してるうちに急におばちゃんの感じが変わって言われた。「ゆうきちゃんには迷いがある。早くきめたほうがいい」。まるで「コーヒー」って教えてくれたときのおばちゃんと別人。乾季なのにタメコン川の向こう側のタイで雷がなり、風が強く吹いてきた。なるほど、この旅で決めようと思ってることはたくさんある。見抜かれてる。タイの有名なお坊さんの孫のおばちゃん。青春パンクはできなかったけど、俺はこういう人にめぐり合う。さて次はインド。ラストスパート。決める瞬間が来ましたね。じゃす!