2008年7月27日日曜日

中国・北京3 パスポート紛失①

どうも、ゆうちゃんぐーすです。


ほんとなら先週の火曜日(7月22日)にモンゴル・ウランバートルへ出発して、今頃ゲルにでも泊まっている予定でした。
しかしまだ北京にいます。
事件が起きたからです。
旅行者としてやってはいけないことしてしまいました。








パスポート失くしました(まだ笑えない)







ホントうんこ。ものほんのバカチン。バカは死んでも治らないのか、そうか生きてるうちは俺はずっとバカとして生きるんだ。来世に期待するしかないぜ。しかもウランバートル行のチケットを買いに行った帰りに失くすっていう、もうなんていうかやんなっちゃうね。「パスポートは命の次に大事なこと」ってどのガイドブックにも大げさに書いてあって、命の次に大事な物はもっとあるだろ!なんて思ってたけど、海外ではパスポートで合っているらしい。パスポートがないと身分を証明できないからどこの国の誰かもわかんない。極端な話、不法入国そしてテロリスト、何を疑われてもしょうがない」っつー話。特に今の北京はオリンピック関係でテロ防止対策をどこでも厳重にしている。パスポートないと宿にも泊まれないんだ。やばいことんなった、、、







とにかく探すしかねー。ほんの30分くらいの出来事で、スラれたか落としたか。北京の暑くてドライな天気の中、怪しいところを探し回るが、どこにもない。岩盤浴に行ったときより汗かきながら中国人に聞いたり公安の人に聞いたり、ギリギリんなりながら行動してた。それから公安の派出所に行き事情を説明する。言葉通じないし、なにより中国の公安めっちゃ怖い。びくびくしながら待っていると英語しゃべれる人が来てくれて、出入国管理系の公安に行けと言われる。これがまたきつくてタクシーで行けっていわれたんだけど、何回タクシーのドライバーにそこの住所を告げても誰もそこの場所わかんないって言う。汗だくんなりながらやっとわかるって言って、多少ぼったくれながら連れて行ってくれたとこは場所違うし。もう「きーっ」ってなりながら、とりあえずそこの公安で聞くだけ聞いてみたら、パスポート失くした時の必要書類を教えてくれた。それから日本領事館へ行くとこにした。








在中国日本領事部。かなり敷居高いとこにあって、汚い格好の俺は少し戸惑ったけどそんなことも言ってられん。厳
重に鍵を掛けられた扉の内側で言われた内容が「帰国」。観光ビザで入国し、そこでパスポートを紛失した場合、「渡航書」という証明書を発行してもらい、そこから日本へ帰国するしかないということ。肩ガクっときて頭真っ白になる。約10ヶ月間の旅が始まって1国目、2週間で終わる。なんやねん。頭真っ白になるっていうか、パスポート失くすなんて最初から頭真っ白な状態でぼーっとしてたからに違いない。近くに友達や親なんかがいたらきつく叱ってもらいたい。でもここには誰もいない。








帰り道、朝買ったウランバートル行のチケットをキャンセルしに行った。750元(12000日本円)くらいしたチケットをキャンセル。sorry. I lost my passport. I `d like to cansel the tickt. って言ったらそこの人、ぷぷって笑いやがった。確かに朝1で買ったチケットを閉店間際にまた来て、パスポート失くしたからキャンセルしますってどんだけかっこ悪いんだ。俺が店員でそんなやついたら指さして笑って、一緒に記念写真まで撮るよ。それをブログに書いてみんなに報告するんだ。「ぷぷっ」で終わっただけ、中国人は優しいってもんだ。








つっても中国にきつい洗礼を受けた帰り、宿に戻ると1人の日本人がいた。 若い頃はパーティピーポーだったヒロさん。今は日食トラベラーで今回モンゴルの奥地に日食観に行くらしい。そんなヒロさんと数日行動を共にさせていただいた。ヒロさんにパスポート失くしたことを相談すると、「あがけば運命変わる」って言われた。君の今の壁は国でそこにはお役所仕事をする固い人たちがいて無理だとは思うけどあがいてみなよって。ヒロさんと会ったその時からあがくことにした。








ここで帰国はできない。あきらめない。とにかく1回探した所でも何回も探す。そこにいる中国人に聞きまくったり。早朝から夜遅くまで。それから出入国管理の公安でたまた出会った日本人の方に聞くが無理と言われる。とにかくパスポートを失くす人だって他にいるはずだからと思って前例を探し回る。現地の旅行代理店で聞き込みするけど答えはノー。一番人がいそうな大学へ行き、留学生を捜すけどみんな夏休みで日本に帰ってるらしい。2時間くらいキャンパスをうろうろしてやっと見つけた1人の留学生もやっぱりパスポート失くしたら帰国するしかないって言われた。希望の前例がなく、領事館の人が言った内容が押し固まっていくかんじ。自分のしたミスの重さが大きくなっていく。つまりは帰国を実感する。








ほんとうんこおしっこ。いや、うんこおしっことかじゃなくもっとエゲツなく叱咤が必要だ。見つかる可能性もみて、領事館が休みの土日空けの月曜日(7月21日)、領事館へ帰国の手続きをしに行く。とにかく土日やれるだけのことをやったけどそこで言われるのは帰国帰国帰国。なにやってんだー俺!頑張れ俺!






To be continued
次回、大逆転! 次の記事『
中国・北京4 パスポート紛失②』に続く

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