2008年8月16日土曜日

中国・北京9 再見北京




今頃モンゴルの大草原で寝っ転がって羊たちとメーメーはしゃいでるんだろうなっていう考え方はやめてみる。








パスポート失くして約3週間足止めくらっちゃったけど、それがきっかけでオリンピックの開会式も北京で味わえたし、様々な人との出会いがあった。旅だし、そもそも日本じゃないからそりゃあうまくいかないこともある。「流し」の概念も少しは必要なのかな。今までこの「流し」ってやつは好きじゃなかったけど、きっとこれからも好きにはなれないけど、うまい感じに付き合えたらと思う。旅から帰ってきた後も。








結果的にあがいたことがきっかけで、パスポート再取得+中国ビザ再取得+モンゴルビザも無事北京で取れたわけで。言葉の通じない場所での事務手続きはホントヘドがでるほど辛く、オリンピックの関係で通常よりその審査がきびしくなってるっていううんこみたいなタイミング。その過程できつかったけど居候させていただいた龍を中心にたくさん世話をうけながらやっとマイナス分が浮いた。浮いたと思ったらプラスに変わってたっていったほうがしっくりくる。けっこうじっくり勉強できた。オリンピックも見れたしね。ようし、いよいよモンゴルや!








明日16日の早朝北京駅から、シベリア鉄道の片隅モンゴルウランバートルまでの世界の車窓から。


そっからゲルに泊まって、満天の星空の下、大草原のベットに寝っころがりながらやりたかったことがある。


サンデクジュペリ『星の王子様』を読む!


そのためにブックオフで買ったやつがずっとバックパックの奥底にしまってあんだ!








もう俺ってば超ロマンチストやんってディッキーに言ったら、星空の下じゃ暗くて読めないとかぬかしてたけどそんなことねー!仮に暗くて見えなかったとしても、きっとモンゴルの大草原にはなんか光ったりする妖精みたいのがいて、一緒に本読んでもいいー?って小声で聞いてきて、俺がウンとうなずくと本を持った俺の指に腰掛ける。そしてその子たちの光で俺は本を読むことができるようになるんだ。きっとそんながんじ。たぶんそんなかんじ!








あやうくバックパックの奥底にしまった星の王子様と一緒に日本へ強制帰国させられるところだったけど、セーフ!!今日は北京の日本人留学生たちに送別会を開いて貰った。居酒屋行って、帰ってきて今。気持ち悪い。明日起きれるか?起きれる!ネクストステージの丘へ!



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