2008年8月11日月曜日

中国・北京7 北京オリンピック




2008.8.8

中国語短期語学留学終了。
発音はおバカさんだけど、文法はクラスで主席。基礎だけど楽く勉強できた良い期間だった。友達もできた。様々な国の人がいた(特に韓国人が圧倒的に多かった)。一番仲良かったのはインドネシア人のマリオ。まだ俺が学校に入って2日目、友達もいないさびしんぼ2日目。この曲知ってる?っていって彼が持ってるiPODから聞こえてきたのはラルク。マリオは日本の音楽が大好きらしい。一番好きなのは?って聞いたら、しっかりした目で「X-JAPAN」と答えた。YOSHUKIがどうのこうの言ってたけど聞き取れず、そしたら2008年復活ライブの音源も持ってるぞって自慢された。マリオよ、やりよる。この留学はいいきっかけになった。日本帰ってからもやってみようかな。先生や友達たちと写真をとり学校をあとにする。今日は早く帰らなきゃいけない用事がある。







北京オリンピック開幕。








俺が2年前北京に来たときからおっきいスクリーンで開幕までのカウントダウンが表示されてた。今年の7月に北京に来てからはそのスクリーンも街中至る所に見かけるようになった。近所の小さい公園にもあるくらい。北京中が秒単位でオリンピックを意識している。その決定的瞬間を俺も意識したいと思って天安門へ向かう。








天安門。天安門広場はどういうわけか入れなくなってた。武警も超いっぱいいて広場のほうに入れないように厳重警備。武警マジでおっかねぇ。なんで広場はいれないねん、こういう時のために使う広場じゃないんかい!とツッコミはいれてないけど、収容人数50万人の世界最大の広場のまわりを人が囲ってすごいことんなってる。あの光景を空から観たかったなぁ。一緒に観ようとしてる中国人の友達と待ち合わせのため天安門から歩いて15分くらいの北京のザギンって呼ばれてる王府井に急ぐ。ここもすげぇ。開会式2時間前だっていうのに大型ビジョンの前で「加油!加油!」ってすでにおっ始まってる。もうもの凄い人。人混み嫌いだけど今日は我慢。こりゃあ北京以外からもきっと集まってきてるに違いない。仕事も休みのところが多いらしい。外国人もたくさんいた。マックはほぼ白人たちで埋め尽くされてた。そして外では中国人たちが「加油加油!」言ってる。そんな中俺はというとその仲間に入りたい一心で『I LOVE 中国』って書いてある真っ赤なだっせーTシャツを買ってすぐに着替える。どうもー日本人でーす。仲間に入れてくださいー!








それから歴史的瞬間は歴史的な場所で見ようと我ら、天安門へ向かった。さっきより人が増えてる。みんなカメラを構えてる。ここでどうなって何が起るのか情報がなくてわからないけど、ここで待つことにした。そして8時少しすぎ。いよいよ。








天安門広場からぼかーんと一発花火が上がった。









突然過ぎて何が起ったのかわかんなかったけど、人々がざわつく。始まりの合図。いよいよ始まった。っていってもなんとなくわかんなかったから、再び王府井の大型ビジョンできちんと開会式がやってるかどうか確かめようと走った。厳重警備の通行止めをかいくぐりながらかなり遠回りをしてやっとのことで王府井につく。「加油!加油!」。きちんと始まってるじゃんか!やったな中国!うわーってテンション上がって、その人混みの中に混じる。「加油中国!加油中国!」。すっげぇ熱気。せっかく着替えたばっかりの「I LOVE 中国」Tシャツももうびしょびしょ。みんなほんと真剣な眼差しで開会式みてて、泣いてる人とかもいて、それが固まって圧倒的なパワーが爆発してる。4時間くらい開会式やってたんだけどずーっと。その中でくらくらしてんの俺だけだったけど、途中からそのパワーに飲まれてそれに必死でくらいついてた。選手入場の時は特定の国ん時にブーイングもあった。それも今回はご愛敬かな。中国選手団が入場してくるときが一番盛り上がってた。なんか1回静かになってドッっていうかんじ。パワフルすぎ!最後に天安門から花火が上がった時、「天安門だ!」って言ってみんなが観に行った瞬間が印象に一番残ったイメージ。








俺は北京オリンピックが無事に開催されて良かったと思う。日本ではメディアが中国叩きたがってあることないこと言うし、どっかの未来からやって来た未来人が北京オリンピックは中止されるという予言する始末。そりゃいかんぜよ。今回、北京に来て初めの頃、右も左も分からずあくせくしていると助けてくれる北京人がいた。街中にあるオリンピックのボランティアセンターに行けば、行きたい場所まで連れて行ってくれるくらい親切に接してくれる。メシ食うひとつにしても、店の人が中国語しか話せないとき、頼んでもないのに、自分がメシの途中でも通訳をかって出てくれる人がいる。そうやって親切にしてもらった時に「謝謝(ありがとう)」というと、相手は「WELCOME BEIJING!!」と言ってくれる。北京の友達になんでこんなに北京人はやさしのか聞いたら、北京人は元からやさしい気質ってのもあるけど、今はオリンピックがあるから特別やさしいのかもね、北京の人たちは一丸となってオリンピックを作り上げてくっていう意識があるのって教えてくれた。見習うとこ満点!







そして、
王府井で加油加油みんなが言ってるときに夏なのに長袖長ズボンで顔全体を隠してなぜかでかいキャリーバックを持った女がいた。すぐに警察が捕まえてたけど怖えぇじゃねぇか!!中国では報道されてないみたいだけど、有名な観光地で中国人にアメリカ人が殺されるって事件があったみたい。最近ウイグルの方と雲南の方でバス爆破されたって聞いた。パラリンピックも含め、無事オリンピックが終われることを願う。








俺はそのうそつき未来人に変わって予言する。
北島は金メダルを取る!じゃす!

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