2009年6月15日月曜日

インド・バラナシ ガンジス河でバタフライナイフ


ルンビニから一気にバラナシ。この国境越えルートはけっこう悪い目にあうって聞いてた。多少のぼったくりともっとぼったくろうとする男達へのいらだちだけでよかったわ。そんなイラダチを抱えつつバラナシへ到着。バラナシはほんとよく旅行者が被害にあう事件が多いって聞いてたけど、夜到着したのも関わらずすごく親切でノーぼったくりなおじさんが宿近くまで連れて行ってくれた。ガンガー(ガンジス河)沿いのガートにある宿へ。








ここはヒンドゥーの聖地バラナシ。インド中からここ聖地に巡礼にきていて1年を通して人でごった返している。オレがいる時も人!人!人!超人!!しかも暑っつい!!マジあっつい!はんぱねぇ。外に出る気力も奪われるこの酷暑。でも宿にいたってもったいない!てか宿だって暑いから意味ナッシング!だからお出かけしましょう、そうしましょうWalking。








ガート沿いに迷い込む。歩くとすぐに「写真買わないか?」とか「お茶飲みたくないか?」とか誘ってくる。うぜーと思ってたけど、話してみるとけっこうおもしろかったりして、友達になる。次からガート沿いであったりなんかすると、「ういーっす」みたいなノリになる。そいつが新しい日本人捕まえて客引きしてるときにも顔みたら「ういーっす」って。ここにいる少年客引きたちは友達は友達っていう感覚を持っていてすごく気持ちがいい。そのかわり友達以外のやつにはとってもしつこいけど。そんなかんじでガート沿いにいっぱいの友達といつまで眺めててもあきないこの景色をゆったりと眺めていた。



火葬場ってのにもすれ違った。ネパールでは何回かみたけど、バラナシのはやっぱり聖地とだけあってシステムも客引きも徹底してた。大規模だしね。ゴウゴウと煙が上がってる景色の後ろにはこの火葬場についておしえてくれる少年達がいて、ヒンドゥー教の歴史から死生観まで教えてくれる。ここでは寄付してくれるって言われるんだけど、それはおそらくここの少年達のポケットマネーになるわけなんだけど、はっきり言ってかなり深い知識を与えてくださる。質問にも丁寧に答えてくれるし、わからないところはサドゥーにも聞いてくれる。逆にの視点からみれば急に来てべちゃくちゃしゃべってお金要求するというただのぼったくりだけど、オレはすごく勉強になったし、いままでわかんなくてネットとかでも調べられなかったところも聞いたら教えてくれたので、自分で決めたお金を寄付した。この少年はすごい知識量だ。敬うわ。





ほんとここは神秘的な気分になる。毎朝早起きして屋上でガンガー眺めながら瞑想にふける。朝そして夜へ。赤子そして老人へ。死そして生へ。輪廻を感じる。ぐるぐる廻ってる。この感覚を味わいながらフーハー。この朝が一番すきだったな。ヒンドゥー教の死生観。輪廻がある。老人は生まれてきた赤ちゃんを喜び、赤ちゃんは死にゆく老人の来世を喜ぶ。火葬している周りではいつだって笑顔がたえない。日本だったら不謹慎。死をどうとらえるかでその人の死が変わってくる。それを学んで人生をどうとらえるかでその人の人生がかわってくるんだ。Time is Life. Life is buatifle.








そんなかんじで朝は瞑想、午前はバラナシのマザーハウスで働き、午後はタブラー(太鼓)やバイスリ(横笛)を習いにいく。夜は宿でバラナシにとにかく多い韓国人たちと話す。なんだか充実してらっしゃる。あっつい中こんな充実した暮らしを支えてくれたのはこれ。ラッシー!!ギザうまし!じゃす!




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