2008年9月20日土曜日

中国・大同 雲崗石窟




二連浩特で一泊。5人部屋に俺一人しかいなかった。しかし明け方、一人の白人のおっさんが部屋の扉をバンって開けて入ってきて、荷物ガサガサやったりしてて朝っぱらからうっせーなと思いながら、まだ暗いうちだったから目をつむって眠っていたら、そのおっさんはハアハア言い出した。何事やねんと見てみると、暗闇の向こうでアレしてました。完全に目が覚めました。おっさんベットにこすりつけてました。起きる上がるにも起き上がれない、おっさんの事が終わるのを待つしかない。ほんとかんべんしてほしいぜよ、そんな中国1日目の朝。








バスで内モンゴルの草原を駆け抜ける。今まで見ていたモンゴルの草原とはなんか違う草原。建物は中国式だし。イビツ。7時間かけて大同に到着。








大同。駅前の飛天飯店のドミがないと言われ、他の宿を探してたら客引きに捕まって、この人がしつこい。大声だすし、顔が近い。その人にバックパックを持ってかれ、ついた先は宿。オーナーが良い感じの若者だったのでここに決める。ディスカウントもしてくれた。そしてこの客引きはタクシーの運転手だった。タクシー、チャーターしないかって。もうほんとうっさいので、日本語でうっさいて言っておっぱらう。この日は遅かったので、大同市内を周り、就寝。








次の日。ドンドンとドアを叩く音で目が覚める。昨日の客引きのおっさんだ。しまったー!このおっさん、いい宿を教えてくれたのはいいけど、俺の部屋までしってたんだ。めんどくせー。朝から大声顔近い。絶対客引きに自分の宿教えちゃだめです。それでもうっせーから値段交渉してみると半分まで落ちたし、大同は1日で終わりたいと思っていたので(大同はタクシーをチャーターしなければ1日で回れないということ)でチャーターすることにする。俺はこの値段交渉ってやつが嫌い。旅の壁だわー。








タクシーを飛ばし、中国五岳のひとつ「恒山」。そしてその絶壁に建つ「懸空寺」。この寺すっげー。まさに崖の斜面に建ってて、てかなんでこんなとこに寺建てたの?って。危ないっしょ、ふつうに。ただ、下から見ると神々しい。こんなとこで修行したら気分も盛り上がるってわけ。




そこから大同市内に戻り、タクシーを降りて、「雲崗石窟」にバスで向かう。石窟。これも超のりのりだ。でっかい岩山を掘って削って仏像をたくさん作っちゃえっていう、でかい志と忍耐力と技術。これは作った人すごいね。こんなん作ったら、それは拝むしかないっしょ。




バスで帰って、大同市街の九龍壁と夕日を観て、刀削麺食って、宿に戻る。大同は大きい都市ではなく、ここから次の場所に行くのは難しいということで、北京に戻ることにした。北京はここから近いし、北京からならどこでも行きやすいので。宿の良い感じの若いオーナーに頼み、列車が出発する23時ころまでレセプションにあった小さいソファで待たせてもらう。








23時、列車。めちゃめちゃ人がいる。運良く取れた北京行きのチケットだけど、はたしてこれはよかったのかってくらいの人。ギュウギュウ詰め、堅い椅子。腰を砕きながら一晩かけて早朝北京到着。懐かしいこのかんじ。都会やねー。モンゴルの遊牧民がみたらひっくり返るわ。モンゴルを経由して再び来てみると少し見方も違ってくる。北京西駅からバスで友達の家へ。1ヶ月ぶり。今また北京です。そして今僕、少しホームシックになってます。なんだかソワソワします。やーねー。


2008年9月19日金曜日

モンゴル・ザーミンウード 中国・二連浩特 国境







モンゴルのゴビ砂漠を列車で駆け抜ける。列車ん中に超砂が入ってきて息苦し、泥棒いっぱいいるって話だし寝れねー!そして朝、眠気眼で僕、国境の町ザーミンウードに到着。そこで声を掛けてきた客引きのおばちゃんにお願いして、モンゴルと中国の国境をジープで渡る。せーの、中国ー!って感じには全然いかねー!今は中国めっちゃきびしくてイミグレでバックパックん中全部だせっていってくるわ、カメラのデータを見せろっていってくるわ、ギザこわし。まあこれでやっと中国ですよ。ニイハオチャイナ。バイラッラ(ありがとう)モンゴル。




中国側の国境の町、二連浩特。モンゴルにいろんなもの売ってて、金もってるなーっていう印象。恐竜の像がそこら中に立ってる。そうこの辺は恐竜の骨発掘されてる場所なのね。そして久しぶりの中華料理。ギザうまし!みなさん、モンゴルの主食は何だか知っていますか?うん、羊なんです。毎日が羊料理。羊にやられちゃって帰っちゃう日本人もいるくらい。もちろんビーフやチキンもあります。でも、それらの肉を焼くのにわざわざ羊の脂を使ってるって話。ほとんどすべての料理に羊が関わってくる。その羊にやられると頭ん中に羊が一匹、羊が二匹って出てきてなんとなくねむーくなってくるモンゴルマジック。つっても、俺は全然困ってなかったけど、それでも久しぶりの中華はおいしかった。三大料理やね。





ここから世界遺産の雲崗石窟がある大同に行こうと思ったら列車が5日後にしかない。どーする俺?列車で出逢った2年間も世界を回ってるカップルの方達と一緒に北京にでももどろうと思ったけど、長距離バス亭に行ったら大同行きバス発見。明日の朝発。それに決めた。バス亭の上のホテルが30元だったのでそこにチェックイン。カップルの方達とバイバイし、二連浩特の街をお散歩。いやー、中国戻って来ちゃったよ。モンゴルを噛みしめて、今中国。明日は大同!

2008年9月14日日曜日

モンゴル・ハトガル フブスグル湖・日本語学校・孤児院



ウランバートルから北へ約800キロ。大草原を乗り合いバスで駆け抜ける移動。ハイエースクラスの車に2人の日本人と14人のモンゴル人。もうつめにつめる。途中でパンクしたり、腰に抱えた爆弾が爆発したり、体ガタガタのトランスポート。




ついた先はハトガル。世界で2番目に透明度が高いフブルグル湖があるところ。すっごいよ。ムラムラするくらいの透明感。ロシアもすぐ近くにあって、ロシア・バイカル湖へ水を流すお母さん湖。このハトガルの湖畔のゲルに泊まりながら1週間ほど滞在してきました。馬に乗ったり、湖をボートで巡ったり、ゆったりとした時間をすごしていました。星の王子様も完読。





ここからゴビ砂漠まで行く予定でしたが、変更してこの一週間、ゲストハウスに泊まっていた方のお手伝いでボランティアをしていました。学校で日本語の授業をしに行くのと、孤児院へ遊びに行くこと。学校ではそれこそ「あいうえお」から日本の文化など日本語を教えながら日本を紹介しながら授業をしました。中学んときの英語の授業でたまーに外国人の先生が来るあれですね。あれの日本語版をやってました。日本の流行歌を教えるということでパヒュームなど教えてきました。学校が終わると孤児院へ行ってました。ティムーレル(夢)という孤児院で日本のモンゴル人歌手オユンナさんの基金で立てられた孤児院です。ここの子たちはもうみんなマジで元気すぎ、底なし。ドラゴンボールごっこしたりおりがみしたり。音楽かけてみんな歌いだしたりおどったり。超元気。わいわい遊んでて楽しかったお返しになにかできないかと思って、一人年が離れたお兄ちゃんガンバートル(オセロめちゃ強い)に俺が着ていたスーパーマンTシャツをあげた。そしたらものすっごいよろこんでくれた。このスーパーマンTシャツは修治から友達のしるしにともらったもの。俺はそれからもう3年くらい着てるから十分。あのTシャツを受け継がすことにした。修治、ガンバートルにあげました。ガンバートルはあんなに喜んでくれました。帰ったらその写真見せるわ!







モンゴルはほんと良かった。観光もできたし、モンゴル人の友達とモンゴル式のパーティしたり、クラブへ行ったり。具体的な体験としてボランティアもできた。たくさん勉強になった。2週間の滞在のつもりが4週間もいてしまった。









そして今日の16時30分の列車でウランバートルをたちます。ザーミンウードという国境の街まで行きそこから中国へ入ります。中国は石窟がある街、大同へはじめに行こうと思ってます。ではじゃす!